1 一等二等無⼈航空機操縦士

投稿日: 2022年9月7日

ドローンの免許制(国家資格)が2022年12月よりスタート

(1) ドローンの免許制(国家資格)が2022年12月よりスタートします。
(2) この免許制には一等無⼈航空機操縦士免許と二等無⼈航空機操縦士免許があります。
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ドローンの飛行形態

(1) ドローンの飛行形態については主に4つのレベルに分けられます。
・レベル1飛行:目視内での手動操縦飛行
・レベル2飛行:目視内での自動/自立飛行
・レベル3飛行:無人地帯における(補助者なし)目視外飛行
・レベル4飛行:有人地帯における(補助者なし)目視外飛行
(2) 一等無⼈航空機操縦士はレベル1飛行からレベル4飛行の全てを行うことができます。他方、二等無⼈航空機操縦士はレベル1飛行からレベル3飛行までをの行うことができます。換言すると2022年12月からスタートする予定のレベル4飛行は一等無⼈航空機操縦士のみ行うことができます。
(3) 一等無⼈航空機操縦士免許と二等無⼈航空機操縦士免許は3年の有効期限と更新が予定されています。
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免許を取得する方法は2つ

(1) 免許を取得する方法は以下の2つがあります。
A 国の登録を受けた民間のドローンスクールを受講し修了審査に合格後、国が指定する試験機関で身体検査、学科試験を受ける(実地試験は免除)。
B 直接、国が指定する試験機関で身体検査、学科試験、実地試験、口頭試問を受ける。
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A 国の登録を受けた民間の民間のドローンスクールを受講し修了審査に合格後、国が指定する試験機関で身体検査、学科試験を受ける(実地試験は免除)

(1) ドローンスクールの講習内容は座学と実地講習があり、座学ではドローンの基礎知識や法律について学び、実地では飛行経路の作成や操縦練習などを行います。
(2) その後、国が指定する試験機関で身体検査、学科試験を受けます(実地試験は免除)。
① 身体検査
身体検査は、視力、色覚、聴力、運動能力等を測定します。有効な公的証明書や医療機関の診断書で代用することも可能です。ただし、一等資格(25kg以上)は医師の診断書が必要になります(予定)。
② 学科試験
学科試験は、民間の指定試験機関にて、CBT(Computer Based Testing)方式で実施されます(予定)。問題は三肢択一の型式を取り、一等資格と二等資格では問題数と試験時間が異なります。
形式:三肢択一式(一等は70問 /二等は50問)
試験時間: 一等は75分程度/二等は30分程度
試験科目>:操縦者の行動規範、関連規制、運航、安全管理体制、限定に係る知識etc.
③なお口頭試問等を実施することを検討中です(ドローンスクールの受講修了者が免除されるかは不明)。
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B 直接、国が指定する試験機関で身体検査、学科試験、実地試験、口頭試問を受ける

(1) 国が指定する試験機関で身体検査、学科試験を受けます(実地試験は免除)。
① 身体検査
身体検査は、視力、色覚、聴力、運動能力等を測定します。有効な公的証明書や医療機関の診断書で代用することも可能です。ただし、一等資格(25kg以上)は医師の診断書が必要になります(予定)。
② 学科試験
学科試験は、民間の指定試験機関にて、CBT(Computer Based Testing)方式で実施されます(予定)。問題は三肢択一の型式を取り、一等資格と二等資格では問題数と試験時間が異なります。
形式:三肢択一式(一等は70問 /二等は50問)
試験時間: 一等は75分程度/二等は30分程度
試験科目>:操縦者の行動規範、関連規制、運航、安全管理体制、限定に係る知識etc.
③ 実地(実技)試験
一等は高度変化を伴うスクエア飛行、ピルエットホバリング、緊急着陸を伴う8の字飛行。
二等はスクエア飛行、8の字飛行、異常事態における飛行の飛行。
実地(実技)試験は、ドローンの機体操作に加えて、口頭試問等を実施することを検討中。飛行前のリスク評価、手動操縦、自動操縦、緊急時対応、飛行後の記録などを評価します。
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